新生活が始まると、飲み会が増えてきますよね。
お酒を飲むと肝臓に負担をかけているので、
肝臓にいいものを意識的に取るようにしたりしていませんか。
その中でも簡単にできる方法として
しじみの味噌汁を飲むなんて人は多くないでしょうか。
しじみの美味しい食べ方は?
さて、この「しじみ」。
身まで食べる派と食べない派といるかと思いますが、
いずれも食べる時にきになるのが、あの「じゃりじゃり」とした
食感ではないでしょうか。
しじみの味噌汁を飲んでいても、あのじゃりじゃりした
食感を感じたら、後は味よりもいかに砂を口にしないようにするのか
気になって最後まで楽しめないですよね。
それでは一体どうしたらあのじゃりじゃりした砂を食べずに
済むのでしょうか。
正しい砂抜きの方法は?
「しじみ」の下ごしらえとして、必ず行っているのが
砂抜きですよね。
最近では、砂抜きの処理をしたものも
通販などではあるようですが、実際の
スーパーでは、ほとんど砂抜きせずに
売られているのではないでしょうか。
では、しじみにしっかりと砂を吐き出させるには
どうしたらいいのでしょうか。
真水で行っている方もいるようですが、
この方法だとどうしても若干の砂が残ることがあるんです。
それに旨味成分がしじみから出てしまって
美味しくなくなるなんて説もあるぐらいです。
最近では50℃程度のお湯につけて
貝が口を開いたらイイという簡単な方法なども
あるようですが、実際に実践してみてオススメしたいのが
塩水です。
塩水は0.3%程度の濃度で十分です。
宍道湖はおおよそこれぐらいの塩分濃度だそうです。
しじみをザルに重ならないように並べて
ボールに入れてから、塩水を入れます。
しじみの殻が多少空気に触れるようにして
呼吸できるようにして新聞紙などをかけて
暗くして置いておきます。
時間の目安は
夏は3~4時間、冬は4~5時間ぐらいです。
寝る前に仕込んで、朝食にしじみの味噌汁を
作るなどすると、仕込み時間がムダになりません。
砂抜きが終わって、ザルを塩水から上げてみると、
ボールの底には真水とは比べ物にならないくらい
たくさんの砂が残っているんです。
砂抜きが終わったら、ここで
水から取り出し、水気を含んだ
フキンなどの上に置いて3~6時間
放置するとさらに旨味が増すそうですが、
そのまま食べても十分に美味しいです。
美味しく保存する方法は?
すぐに調理する予定がないようでしたら、
水から取り出したら冷凍保存をします。
通常冷凍保存すると、鮮度が落ちて
旨味が落ちますが、「しじみ」の場合は
落ちるどころか旨味が増します。
しじみの中のオルニチンという成分は
冷凍保存することで4倍ほど増えるんだそうです。
そのため、しじみの場合だけは、
すぐに食べないのであれば積極的に
冷凍保存することをオススメします。
3ヶ月程度は味も落ちることもありませんから
しじみがお買い得な時に少々多めに買って
砂抜きしたら、1回の使用量ごとに小分けして
冷凍保存を活用するといつでも美味しい
しじみが食べられそうですね。
まとめ
しじみを美味しく食べるには、
砂抜きがポイントです。
砂抜きには、お湯、真水、塩水とありますが、
オススメは塩水。
塩水で砂抜きすると他の方法よりも
しっかりと砂を吐いてくれて、
美味しく食べることができます。
また保存方法も冷凍保存のほうが
味が良くなるなど、美味しく食べることができる
工夫がいろいろとできる食材なんですよね。
もし、飲んだ翌朝には、しじみの味噌汁を
飲むのであれば、この下処理を試してみては
いかがでしょうか。
しじみの下処理をしっかりとできれば、
朝食でしじみの味噌汁を美味しくいただいて
二日酔いをふっ飛ばして、元気に1日過ごせるのではないでしょうか。