おはぎ?ぼたもち?今の季節はどっち?作り方の違いは?半殺しとは?

3月
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お彼岸前になると、スーパーに並ぶ「おはぎ」
美味しいですよね。

個人的には断然あんこ派ですが、
あんこで口が甘くなった時に
箸休め的にきなこを食べるのが
マイルールになっています。

さて、今日はその「おはぎ」の
お話をご紹介します。

おはぎ?ぼたもち?今の季節はどちらが正しい?

この「おはぎ」、「ぼたもち」と
呼ぶ人もいますよね。

ほぼ同じものですが、なぜ呼び方が
変わるかご存知ですか。

実は呼び方には、決まりがあるんです。

その決まりとは、

ズバリ時期です。(キッパリ)

春のお彼岸に食べるときは「ぼたもち(牡丹餅)」、
秋にお彼岸に食べるときは「おはぎ(お萩)」なんですよね。

呼び方には、その時期に咲く花に
見立てているあたりが昔の人は
趣があるというか、オシャレな名づけ方だと
感心してしまいます。

小豆餡の色や形を花に見立てることから
時期により呼び方を変えているそうなんです。

最近は、季節感も風情もないので、
おはぎ一辺倒らしいですが、
時期によって呼び方を変えると
風情があっていいのではないでしょうか。

おはぎとぼたもち作り方の違いは?

花に見立てた説を紹介しましたが、
それ以外にも作り方に、違いがあるという
話もあります。

「おはぎ」は、つぶあんで少し小さめに作るそうです。
一方、「ぼたもち」は、こしあんで少し大きめに作るそうです。

これは、小豆の収穫時期が秋のお彼岸前なので、
収穫直後で皮も柔らかく、そのまま食べることが
できるからだそうですが、春になると小豆の皮も固くなるため、
皮を除いたこしあんにするんだそうです。

こういう細やかな心遣いは、日本人らしいですね。

ここでも個人的な話を持ちだすと、
つぶあんの方が好きなので、
風情もなく、秋でもつぶあんを
推したいのですが…。

半殺しとは?

「おはぎ」と「ぼたもち」の違い以外にも
「半殺し」なんて物騒な呼び方をしている
地域あるようです。

違いは、もち米のつき方です。

「おはぎ」の場合は、粒が残っているので、
おにぎりのような状態に餡をつけています。

「ぼたもち」の場合は、餅の名がつくように
つぶがないような状態にして餡をつけています。

そろそろ想像がつくかと思いますが
「半殺し」とはその中間。

つまり半分もち米をつぶしていながら、
つぶも少し残っている状態で餡をつけて
作るのだそうです。

「おはぎ」といえど、奥が深いです。

まとめ

何気なく食べていた「おはぎ」ですが、
季節によって呼び方が変わります。

春なら、「ぼたもち」。秋なら「おはぎ」。

それによって多少見た目や作り方が
変わるということも憶えておくと、
急にお子さんに聞かれた時なども
慌てずに教えることができそうですよね。

今年のお彼岸から食べるのは、
「おはぎ」なのか「ぼたもち」なのか
気にして昔の人たちの風情を感じながら
食べるとまたひと味違った味わいを
楽しんでみてはいかがでしょうか。

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