3月3日はひな祭りですね。
お子さんの笑顔を見たくて、
ひな祭りの人形飾りも一生懸命の
お父さんは多いのではないでしょうか。
お子さんをさらに喜ばせようと
ひな祭りは手作りのケーキをと
考えているお母さんもいるかもしれませんね。
それでは本日は、ひな祭りケーキの作り方を
ご紹介します。
ひな祭りケーキでひし形の作り方は?
ひな祭りケーキを作ろうと思ったものの、
そもそもひし形のケーキってどうやって作るの?
なんて思いますよね。
型枠があれば簡単ですが、
残念ながらこれだけひな祭りは一般的でも
ひし形の型枠はありません。
それではどうしたらいいの?
ひな祭りケーキをひし形にする場合は、
正方形の焼型を用意してスポンジを焼き上げます。
焼きあげたら、正方形をひし形になるように
カットして作るのが簡単です。
例えば21cmの正方形の型枠だった場合、
まず正方形の4角を上下左右になるように置きます。
そして上下の高さをそれぞれ5cmほど下に頂点を
持ってくるようにして左右の角から5㎝下の頂点を
目標にカットするとひし形が完成します。
このスポンジ台に飾り付けをしたら完成です。
なぜひし形に?菱餅の由来は?
ホールなら簡単なのに、なぜひな祭りケーキは
ひし形なのなんて思いますよね。
そもそもひし形にしたケーキがあるのは、
菱餅の代わりに作っているからなんです。
菱餅というのは、3色のお餅を菱形に切って重ねたものですが、
それぞれの色に穢れを祓ったり、娘の健康を願う親の気持ちを
表したものと言われています。
これを模してケーキもひし形にしているんです。
ですから菱餅があれば、あえてひし形にする必要もないのですが…。
菱餅の色にはどんな意味がある?
菱餅は3色のお餅というお話をしましたが、
緑、白、ピンク(紅)の3色ですよね。
これはそれぞれ意味があるそうです。
緑はよもぎで作っていて、「健康や長寿」、「大地」を
意味するんだそうです。よもぎ餅(草餅)は、造血作用が
あるとも言われています。
白餅には、「清浄」や「雪」などの意味合いがあるそうで、
血圧を下げると言われるひしの実が入っています。
またピンク餅は「魔除け」や「桃」などの意味があり、
解毒作用のあるクチナシで色を付けているんだとか。
意味付けにしても、それぞれのお餅で使われている
食材の効能にしても親の娘を思う気持ちが伝わってきますよね。
ひな祭りは、こうした気持ちを込めて作るのが
大事なのかもしれません。
まとめ
ひな祭りのケーキは、ひし形で作る場合、
正方形の型枠で焼いた後、ひし形にカットすれば完成です。
ひし形にするのは、菱餅をイメージしたものだからです。
そして菱餅には、親の娘を思う気持ちを表した食べ物なんだということです。
今年のひな祭りは、雛人形を見ながら、お子さんの
健康を願って、ひし形のケーキを召し上がってみては
いかがでしょうか。